食で考える社会問題について
日本においてここ何年かの健康状態の推移をご存知の方は多いと思います。
アトピー・アレルギーに関して、何らかの症状を抱えている割合が年々増加しています。
2020年に行われたアレルギー性鼻炎の疫学調査、20,000人弱を対象の調査の結果、通年性、季節性問わず何らかの鼻アレルギー症状を示す、アレルギー性鼻炎症状をもつ人の割合が、1998年では29.8%→2008年に39.4%→2019年に49.2%という結果でした。アレルギー性鼻炎は2人に1人にまで増えています。
成人病が生活習慣病に変更になったわけ
1995年、この年はある衝撃的な出来事がありました。
かつてその病は成人病と名付けられ、大人に特有の病気でした。
ですがその年、都内に住む小学生・中学生の健康状態を検査したところ、何と4割の子供達が生活習慣病予備軍と診断、しかもそのうちの1〜2%は要医学監査、つまりお医者さんの管理のもとで生活しないとならないまでに健康状態を悪化させていました。
そのため、大人特有の病でなく、生活習慣病と呼び名を変更した年でした。
それから25年以上たった今でも、この状況は全く変わっていません。
つまりお医者さんの管理、薬に頼るの体質改善は難しいということの証しではないでしょうか?
そして、生活習慣病、つまり遺伝的要因というよりも食習慣・生活環境による要因が大きいと考えられます。
このまま生活習慣を変えずに、この子供達が育ち大人になった時、予備軍でない健康な人がどれだけいるのでしょうか?
日本を支えていくはずの人はどれだけいるのでしょうか?
健康寿命
寿命には平均寿命と健康寿命というふた通りの考え方があります。
健康寿命とは寝たきりやボケたりせずに、健康に生き生きと過ごせる年齢、その寿命です。
日本においては平均寿命は伸びていても、この健康寿命との開きは大きくなるばかりです。
また、自閉症や不登校、いじめなど、子供たちの体だけでなく心の問題も増加しています。
今行われていることのほとんどは、薬による処置です。
ですが、子どもたちに本当に必要なことは、合成して作られた対処療法による処置ではなくて、本来の意味の薬、
『草で楽になる』
の方ではないでしょうか。
オーガニックを考える
その草とは、オーガニック野菜のようなミネラル豊富で栄養価が高いお野菜などの食だと思っています。
そして、今この私たちを取り巻く環境も変化していっています。
この変化は、決して私たちの未来のためにいい方向に向かっているとはまだ言えない状況です。
世界においては、地球温暖化のことを真剣に考え始め、また子どもたちの未来のためを思い、
国策として、地球温暖化に取り組み始めている国も出てきています。
だから出来ない事では決してないと思っています。
しかし、残念ながら日本は逆行してしまっている現状です。
地球温暖化を抑えるためにも、子どもたちの体や心のためにも、実はオーガニックを広めるということは大変すごいことなのです。
オーガニック栽培をしている畑では地球温暖化を抑えることができるという報告もあります。
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ここに上げた様々な問題、これらのことには全て共通していることがあります。
それは食のことです。
食習慣を変えていく事で改善できることばかりなのです。
実際に食を変えたことで、
子どもたちには、ADHD、自閉症、アスペルガー症候群、アトピー性皮膚炎、知覚過敏など、
大人も、統合失調症、うつ病、腰痛、冷え性など、さまざまな改善事例があります。
私自身もアレルギー・アトピーの症状を出ないようにすることができるようになるのです。